汚染除去作業はいつまで?

今日の朝日新聞に小さく書いてましたが、汚染水の処理システムの容器に壊れやすい欠陥があるとのこと。まだ汚染水の処理方法すら確立していない。事故収束宣言が出て1年以上経つが、未だに汚染水はどんどん増えていて、そのうち保管場所も無くなる。今20万トン、3年後には3倍とか。地下水が大量に建屋に流入しているのも防ぎようが無い。処理システムからの配管からのもれもしょっちゅう。それに作業員の被爆も増えて、そのうち働く人がいなくなってしまう。
話題になることが少なくなったけど、大問題なんですが。
「福島第一原発、信じられない程、莫大な量の放射能汚染水」
http://kobajun.chips.jp/?p=5980


原発裁判の報道に失望しました。大飯の行政訴訟・大阪地裁

昨日大阪地裁で、大飯原発について国が関電に「定期検査終了証」を交付したのを取り消すように求めた裁判がありました。裁判所は「終了証は定期検査が終わったと通知するもので、交付は行政処分にあたらず、取り消し請求訴訟の対象にならない」という判断をしました。やや専門的な問題ですが、これは、交付行為は事実上のものである、として検査の当否は判断の対象にしないというもの。肩すかしのような判決です。この交付が無ければ正式に原子炉の運転はできないので、いわば無車検運転のようなものです。この判断自体に問題ありです。が、私は判決後の記者会見では、この件も問題だが、大津や大阪の裁判所で、別の原発稼働差し止め裁判があり、裁判所が「断層の調査の進展を見るなんて」言って延期したこと(調査中ならまずそれを理由に止めるべき)を批判しろっとしつこく言いいました。しかし記者からは「今日の判決の説明をしろ」と本論外と言われました。それに、原発について判断したわけでも無いのに、記事では「原発を巡る初めての判決」などと紹介されました。記者さんは何に関心があるのでしょう?原発の稼働の問題でしょう?このような重要なテーマなんだから、もっと腰を据えて、情報、知識を得た記者を配備して欲しいですね。各地の原発裁判の進行状況すら記者さんは知らないようです。こんなんでは世論のリードの前提に欠けるでしょう


衆議院選挙が終わりましたが

総選挙は自民党、公明党の圧勝です。自民党は、過去の原発大量設置の責任を問われることも無く政権に復帰し、どうも再稼働の動きも、多くなるのでは無いでしょうか。
ただ、活断層のある原発まで再稼働を認めたら大変
それと、公明党との政策のずれがある。公明党は、公約として「①原発の新規着工は認めない②1年でも早い「原発ゼロ社会」実現のために、省エネ・再エネ・ムダのない火力発電に最大限の力を注ぐ」としている。
ま、せめて、東通等の建設再開阻止。と断層の危険のある原発の再稼働を認めないことくらいは徹底して欲しいですね。


日本原電が、敦賀原発活断層問題で規制委員会に質問状

質問は「活断層の可能性が否定できないとの見解は、科学的に理解出来ない。その判断のプロセスを教えてもらいたい」とのこと。まとまな調査をやっていなかったつけが回ってきただけだ。規制委員会は当たり前の回答をするだろうが、それを原電側は見解の相違とでも言うのだろう。それで、廃炉となっても自分たちの責任では無いと、責任逃れの口実にするのだろうか。そうであれば愚かな話だ。
 もっとも、再稼働を判断するのは政治です。選挙結果で自民党が勝った場合はどうなるのか。多少気になります。


敦賀原発廃炉、他の原発は?地元の将来は?

 活断層の「発見」で敦賀原発が止まる。他の若狭湾の原発も同様に活断層の存在が疑われますし、大間原発(青森)も同様です。疑惑があるのですから、稼働中の大飯原発もまず止めて調査すべきです。
 過去にも島根原発、志賀原発(石川)、柏崎原発(新潟)も、元々建築時には過小評価、乃至は無視していた周辺活断層が後で発見される、というような事態が続いていました。
福島第1原発の事故は、安全神話信仰に基づいて、津波対策等を怠ったことが原因です。同様に、建設時にも、活断層を故意に無視したり、分断してみたり、過小評価して来ました。おかげで(?)、まともな(普通の)再調査によって活断層が発見され、今回の敦賀原発廃止に至った訳です。今後次々と原発が廃炉になるという事態が起こってくるでしょうね。
 しかしこれ自体がおかしな話。元々そんな場所に原発を作ったのが間違い。誰が責任を取るのやら。この負の遺産を電力料金に乗せないで欲しいです。
 で、廃炉すれば、地元経済が心配云々と新聞記事にあります。自業自得と言ってしまえばそれまでですが、敦賀には送電施設もあります。3号炉、4号炉の予定地に、ガス発電所を作ってみる。また、廃炉にも手間がかかりますし、使用済み燃料棒も、そのまま、10万年(!)保管されるでしょうね。ま、そのように業態を転換?したら、地元の繁栄も続くかも・・??


大飯原発何時止まる???

大飯原発の差し止め裁判に関わってます(大津地裁、仮処分)。
今週の月曜日に期日があり、そこで審理が終了するはずだったのですが、何と、裁判長が大飯原発の活断層の調査の進行の様子を見たいと言い出しました。裁判でもめましたが、1回位の延期ならということで認めましたが。
しかし情けない。この断層の問題抜きでも止めるのに十分な証拠が揃ってますが。
断層の再調査に時間がかかりそうですが、それならまずは慎重を期して原発運転止めるべきです。11月19日のアエラに「原発は活断層が止める」との記事がありました。
活断層があることがはっきりすれば、裁判が無くても止まります!!
原発問題で裁判所が役立たずだったことをもうお忘れなんでしょうか??


もんじゅは永遠に?

会計検査院の無駄遣いの指摘で、もんじゅに投じられた費用は過去に9980億円と認定されたそうです。700億円もの偽装があったそうで。合計約1兆円!!小出裕章さんが国会の参考人として話した時に、普通の企業で、2000万円とか横領したら刑務所に行くのに、この約1兆円もの無駄遣いには誰も責任を取らない、と批判してましたが。

震災の復興の特別会計が「想定外?」の事業に使われているので、問題になっている。

この特会の金は復興のために使われると思いきや、もんじゅを運営する「日本原子力研究開発機構」に107億円が拠出。なんと!核融合の実験に使われるとか。これも実現には3,40年はかかる。無駄の繰り返しはいつまで続くのか?除染事業にもてを出している。しぶとく生き残っている。いつまで続くのか。放射能汚染が続く「10万年」よりは??短いだろうけど。


大規模太陽光発電が実現!

今日の朝日新聞によると、本来は地盤の安定を待つために10年から20年放置したままにする大阪湾の埋め立て中の土地を利用して、1万kwのソーラー発電をするそうだ。初めての取り組みのようだが、いわば大量消費地の中に出来ることもあって有効活用されそうだ。電源不足が心配される夏のピーク時(猛暑の昼)にはソーラー発電もピーク。多いに役に立つのでは無いだろうか。
原発に未練がある人は、100万kwの原発を代替するソーラー発電には、膨大な面積、東京の山手線の中の面積は必要だ、だから原発のほうが良い?などと言っているそうだが、少なくともこの1万kwだけでも、遠方の原発の100万kwよりピーク時の電力不足対策には有効ではないだろうか。放射能をまき散らす恐れも無い。こういうことを大いに行うべきだ。経済性にもかなっていると思われる。


大飯原発に断層は無い?

今日の新聞記事によると、関電は危険な断層は無いと結論づけたそうだ。
これで、原子力規制委員会の調査でありとされたらどうするのでしょう?
何度も書きますが、島根、志賀、柏崎で、断層の過小評価をしてきたことが何の教訓にもなっていないのですが、ま、自分で認めれば、詰め腹を切らなければならないからでしょうね。
委員会の調査で見つかっても、見解の相違ということで、しぶしぶ受け入れれば誰も責任を取らなくても良いことになります。情けない話ですね。


NHKサイエンスzeroは参考になります。

この番組見ると、怖くなってくるかも??。
再放送、2012年10月27日(土)[Eテレ]昼0:30~1:00「原発直下に活断層?断層列島とどう向き合うか?」
 東日本大震災で、日本列島(滋賀以北ということですが)が東側に力が加わり、
今まで地震の原因とはならないとされた正断層が動く可能性が出てきた。
それと、かなり離れている断層が連動して動くことが明らかになったこと。連動して動けばマグニチュードも大きくなります。若狭湾の断層なんかはすごく長くなりそうです。豊臣秀吉の時代の天正地震の時は、若狭湾から岐阜の方まで、連動したとも言われてますが、同じことが起こる可能性がないとは言えない?
電力会社は、過去にも原発の断層をごまかしてきたことは、島根、柏崎、志賀で明らかになっています。大飯や大間でも同様でしょうが。過去の調査にかかわった、「断層カッター」の某教授もびっくり??

次回「山が消滅!?深層崩壊」 
2012年10月28日(日) [Eテレ] 夜11:30~12:00


放射能予測 30km越え 再稼働 困難? 廃炉が有効対策!!

原子力規制委員会が、全国16原発の放射能拡散予測をした。少なくとも30km圏に対策が必要だというのだ。しかし、実際には不可能だろう。ちょうど朝日新聞の「プロメテウスの罠」で、福島の原発事故での避難の問題を巡って、南相馬市での、避難困難な障害者への対処の問題を扱っている。障害者の名簿を開示することが、大事件(失職)になるが、決断するしないが大問題となる。こんなことも「想定外」だった。福島原発事故では配られなかったヨウ素剤の配布体制の整備も問題だし、その前提での放射能汚染の情報の収集、配布のタイミングの決定の準備等、SPEEDIの利用方法等の課題がある。
しかし、福島事故では、SPEEDIは全く活用されず、福島県庁のパソコンからはデータが消えてしまったそうだし、この「ヨウ素剤」「SPEEDI」の問題も何らその失敗の検証も無ければ、誰も責任を取っていない。これでは今後の事故で有効な対策がたてられる訳が無い。また、若狭湾では、複数の原発が同時に事故を起こす可能性があり、共通する避難路が渋滞することは明らかだ。円滑な避難はできない。
結局、有効な防災計画は立案不能に等しい。選択すべきは有効な対策は原発の廃炉である。


原発は再稼働すべきか?

10月21日の朝日新聞の「ザ、コラム」よれば、ドイツは脱原発を決めたものの、原発による発電は、確かに単価が安いとの認識だそうだ。脱原発で経済力の低下を心配する議論もある。
ただ、同日の「書評」の欄の小林よしのり「脱原発論」の書評にあるとおり「人為的ミス、自然災害で、国家を崩壊させるリスクのある技術は認められない」
しかも「核燃料のリサイクル破綻」「使用済み核燃料の処分困難性」、は明らか。
それでも、安全なら、再稼働を認めても良いのではないか、という意見はありうる。
しかし、同日日夜のNHKのサイエンスゼロでもやっていたように、日本には活断層は沢山有る。殆どの原発の近くにもあり、それが連動して地震を起こせば、福島原発より遙かに大きい被害をもたらす。ま、原発は止めるしか無いのです。


大間原発工事は再開できるの?

大間原発は、敷地内に活断層が存在すると指摘されている。40キロ南西にも大規模な活断層があるようだ。過去には、電力会社側からはこれらは活断層ではないとされてきたようだ。
過去に、島根原発は、国土地理院の地図に載っていた活断層が無視された。柏崎原発でも、同様に、無視され、震災後に判ったとされる。敦賀原発も、敷地内に活断層が通っているが、はじめは無いとされた。大飯原発でも敷地の真下を通ってるとされる。志賀原発も同様だ。
要は、過去の検査は、断層を故意に無視してきたのだ。
このような電力会社の行為を繰り返させてはならない。
この教訓に鑑み第三者の調査をきっちりいれるべきだ。
福島は地震の震動のみの被害だった。しかし、断層が動けば、地盤そのものが崩れて大きな被害に結びつく可能性が大きい。
 電力会社の言うように、過去に調査しても把握できなかった断層があるというなら、そもそも、危険な断層の把握自体が出来ないことになる。それに、福島の双葉断層みたいに、動かないとされた断層も動くことがある。
要は、この地震大国には原発は作るなということです。


原発未着工は作らない?

国の意見はころころ変わるが、これは一応最終判断として歓迎すべきか?
巻き返しの無いようにして欲しいものだ。

山口県上関(かみのせき)町で中国電力が建設を計画している上関原発について、山口県知事は5日、予定地周辺海域の埋め立て免許更新を認めないことになった建設計画は構想が出てから30年でいったん止まる。 
枝野経産相は9日、新増設が計画されている原発12基のうち着工していない9基は建設を認めない方針を改めて示した。枝野氏はすでに着工している3基は建設を認めており、着工したかどうかで認めるかどうかの線引きをしている。


大間原発 建設再開 函館市長差し止め提訴 地域振興は代替策を

大間原発の建設を再開するようだ。完成すれば、少なくとも30年は使える筈だから、民主党政権が昔々(?)言っていた、2030年原発全廃とは整合しない。対岸の函館市(長)が差し止めの裁判を起こすそうだ。また、大間現地の作業員の宿泊を当て込んでいた旅館は、宿泊客が2割程度減っていたので、原発建設再開を歓迎すると言っていた。
これは対立的な問題とすべきでは無いでしょう。
大間原発は、活断層もすぐ近くにあるようだ。なら建設止めれば良い。
さて、代替策は?週刊朝日には火力発電所にすれば良いなどと書いてあった。
観光施設とか、何らかの産業復興を考えるべきである。
再開を歓迎する人も原発を危険と考えない訳では無いし、函館市長も代替策の必要性は判るでしょう。


原発廃止でも電気代はそんなに上がらない。

原発を止めた場合の電力料金の想定を役所関係でしているそうだが、2倍近くになるなんて試算もあるそうだ。不思議なことだ。
 でもそれの原発のコストは、最終処理費用も計算せず、もんじゅも動かす前提だったりして。またそもそも、原発の無い沖縄電力は、内地より2割高いだけだ。基本的には他の地域でも、これより上がることはない筈だ。しかもこれで沖縄の産業は競争力が低いなんて言われたことは無い。
 原発無くす→電気代暴騰→産業圧迫→海外移転の加速。というが、そもそも、電気代がコストのどの程度の割合をしめるかによって、違ってくるし、どんな産業でも簡単にこんな結論にはならない。消費税の増税や円高のほうがよっぽど打撃では??
とくに消費税増税の時に同じ議論が起こらなかったのは不思議である。


鉛は放射線遮断に有効か?

たまには、息苦しくない話?
私は、浴びる放射線量の多い検査を時々してますので、少しでも浴びる放射線量を減らせないものかと思ってました。昔、本来の検査部分以外のところを鉛の毛布みたいなものを着せられた覚えがあるので、そのようなものが欲しいと真剣に?思っていました。ところが、岩波「科学9月号」の小豆川勝美氏の論文によると(p943~)、線量計に4mm圧の鉛を巻いて5時間γ線を照射・測定したら、何も巻いていないのが59μsv、巻いたのが28μsvだったそうです。劇的な効果は期待できないようでがっかりしました。4mmの厚みのあるものは重いですし、薄かったら効果も減りますね。それでもあったほうが良いですかね。


原発ゼロ明記せず??コロコロ方針変えるな!

政府のエネルギー政策の基本方針で廃止を明記せずだって。予算についてであるが、小出さんが言ってるように、被災地の復興を最優先に考えるならば、むしろ原子力機構の無用な予算を削るべきだ。過去も無駄遣い、将来も無駄遣いだ!!


原発建設稼働再開??止めてください!!

新聞報道によると、政府は、大間原発(青森、建設中)と島根3号機(ほぼ完成)の建設再開、稼働を容認するそうだ。すぐ前政府はは2030年に原発を全廃するとも言っていた。一般的に、原発は完成後最低30年から40年は稼働させるのが通常だ。とすれば、2030年全廃も怪しくなるし、今止めている原発の再稼働の口実にもなる。政府の方針の矛盾は迷走そのものだ。原発が無くても電力が足りていることは、今年の夏にはっきりと証明されたではないか!!。「原発即時全面廃止」を前提に「廃棄物最終処理」のみを考えるべきだ。


原発は直ちに廃炉(はいろ)すべし!灰色(はいいろ)解決はするな。

最近の新聞報道によれば、民主党政権は、脱原発を言っています。但し30年後のようですが。
「もんじゅ」は廃止の方向だそうです。
他方使用済み燃料の再処理は続けるとも言ってます。
もんじゅ廃止は当然としても、一体これまでに掛けた資金等の責任は誰が取るのでしょうか?誰も取らないのは判ってますが。せめて関係者は全て廃炉作業に従事させてください!!
また、再処理を続けるということは、危険なMOX燃料を今後も燃やすことになり、原発の危険性を増大させるのみ。
それに、再処理自体がまだ成功していません。また、最終処分の場所や方法も確定していいません。
 きっぱりと、今すぐ脱原発を宣言して、使用済み燃料を今の原発(廃炉)で、10万年後まで保管する方法を模索すべきでしょう。


電力不足はありません。早く大飯原発止めましょう!!

野田首相が原発再稼働を推進するとおっしゃったそうです。
原発依存率が一番高い関西でも、再稼働はしたものの、暑かった今年の夏でも、原発を動かさなくても電力が足りました。300万kwも余ったそうです。関電は、火力発電所も壊れる恐れがあるなどと言っていたそうですが。今年の冬も不足すると言ってました。しかし寒かったにもかかわらず、不足無し。夏は、再稼働しないと企業活動に悪影響が及ぶなどと言って、原発の再稼働を認めさせました。また、家庭には計画停電の予定表まで配布されました。しかし、不足は全く無かったですね。電力が不足するとの脅迫的宣伝ももう効果は薄いでしょう。さっさと止めて下さい!!


保安院が活断層上の原発を動かそうとしてる!犯罪です!!

なんと、原発を断層上でも運転可能にするように、保安院が新基準導入しようとしているとのことである。保安院は従来「活断層の真上に原子炉を建ててはならない」との見解を示していた。新基準では、これまでは活断層と判断される可能性があった一部の断層について、原発の直下にあっても、ずれの量が小さく原子炉建屋などに影響が生じないと評価されれば原発の運転継続も可能にするそうだ。
なんとまあ!!福島でも地震の震動によって、損傷が生じたと言われているし、その検証すら出来ていない。福島では、断層は近くには無い。しかし、若狭湾の原発銀座には、間近に断層(乃至はその延長の破砕帯)があり、特に、敦賀や大飯は敷地の中、原発の直下にある。断層が崩れれば、震動の影響だけで無く、地盤自体のずれや傾斜によって、建物への影響ははるかに大きいし、発電施設の損傷の危険は飛躍的に高まる。だから、福島の教訓に鑑みれば、「活断層の真上に原子炉を建ててはならない」は当然のことだ。
「ずれの量の正確な評価手法はまだ完全ではない」(保安院)だし。新組織「原子力規制委員会」が近く発足するのに伴い解体される保安院による「安全規制の抜け道づくりではないか」との厳しい声も出ている。
 福島の事故では、全電源喪失の事態が長時間起こった。そして、その原因として、全電源喪失への対応をするようになっていた原発の審査基準等をを、実際には30分程度考慮すれば良いとして、骨抜きにしたようなことがあった。ここでもそのようなことがなされている。というより全く福島の事故が教訓化されていない。遙かに悪質だ。
東京新聞


続・食の安全

「マダラ青森沖の謎」と関西版の朝日新聞には大きな記事だった。しかし、地元の福島民友では、「青森県に初の出荷停止指示」とのタイトルだが、記事は明らかに小さい。
福島では、基準を超える食品等の記事は毎日のように出ているからだ。温度差が大きい、しかし、だからこそ汚染には気をつけなければならないと言いたいのですが。


食の安全・青森沖で放射能汚染魚 マダラ

今日の朝日新聞によると。青森県沖でとれたマダラに高濃度のセシウムがあったそうだ。記事のタイトルは「マダラ青森沖の謎」「広い遊泳影響か」などとしている。
しかし、広い遊泳をしている魚も沢山いる。福島から回遊してきたかも。青森沖そのものが汚染されている可能性もある。謎でもなんでもない。

今回の原発事故の爆発で、では大量の放射性物質がばらまかれた。しかし、その多くは海の方向に流れた。また、事故当時から、大量の汚染水が放出されている。その影響を受けた生物は沢山いる。今回はたまたま見つかったから良いけど、全て検査するのは困難だ。

朝日新聞


原発比率ゼロ? この夏も乗り切れた。そもそも不要

政府が原発の廃止を巡って公聴会をやっている。中部電力会社社員の発言が物議をかもしたのは既述の通り。選択肢は2030年にゼロ、20~25%、30%などで、設問自体が恣意的なのだが、半数近く(46%)がゼロを選んだので、政府としては想定外??だったようだ。政府は真ん中を選んで欲しかったようですが。そうはならなかったのは、福島で大事故を起こしたことのショック、教訓としての脱原発は動かせない結論だからだ。少なくとも、今殆どの原発が停止しているのに(関西の大飯の2基を除き)、再開が必要と考える人はいないだろう。火力発電等でコストが上がるなら、電力会社に負担させるべきだ。関西も元々原発依存率は50%以上で国内の電力会社の中で最大だった。今年、無理矢理大飯2基動かした(合計約200万kw)。しかし猛暑にもかかわらず、ピークで280万kwの余裕があった。要するに原発が無くても電力が足りると言うことだ。


責任を取らせるには・・

昨日が終戦記念日。そういえば、この戦争で300万人もの人が亡くなったが、誰も責任を取って無い。原発事故も、10万人以上の人が避難したのだが、責任を取ってやめたのは東電の清水社長くらい。今年の6月の東電の株主雄会は、勝又会長が議長をやっていたそうで、出席した猪瀬さんが異議を述べたとか。
責任を取らせるには、追求をしていくしか無いですね。


東電にビデオ全面公開させなきゃ!!

公開された画像の一部を見たが、顔にモザイクがかかっていたり(社長の顔もモザイクだそうです)、菅元首相の話は音声が無い。
昨年の事故直後に文書の公開を要求した時に、真っ黒塗りで提出されて顰蹙を買ったことがあったが、同様の事態だ。
原発事故はその原因究明が重要な課題であり、ビデオはその為の重要な資料で全面公開が基本だ。東電は、公共企業であり、公的な情報でもある。性質上、原則全面公開がされて当然だ。被害住民、国民の為、二度と同様の事故を起こさない為にも全面公開すべきだ。
10万人以上の人が避難を強いられたことをどう考えるのか。
東電は公共的必要性より、自分=企業を守ることのほうが、大切なのか。責任を考える姿勢が東電には無い。事故後役員に責任を取らせたり、倒産処理(会社更生など)をしてこなかったことも問題である。国にも東電にも何の反省も、責任をとる姿勢も無い。これでは、事故の究明もないまま、同様の事故がまた繰り返されることにもつながりかねない。


原子力規制委員会の公正さ

新しい原発規制のための原子力規制委員会の5人の候補のうち4人が原子力関連会社から報酬を受け取っていたことが報道されている。金額は多くは無いようだが、このような人選は信頼性に欠ける、と言いたい。新委員会の発足の経緯は、従来の規制機関が電力会社との癒着が強く、それが、原発の安全基準を低め、今回の福島の事故の原因になったからである。その反省から新しい委員会が出来た。受け取ったお金が少額でも、公正さに疑いがないとは言えない。公表されている金額のみで終わっているとも思えない。
8月3日の朝日新聞夕刊の「原発とメディア」に、関西電力からの記者(小浜記者クラブ)への接待攻勢のことが記載されていた。忘年会等、豪華な宴会で接待されたということだ。また、偶然見かけた、他の記者と関電との宴会のことも書いてあったが、「その記者は(原発から地元自治体等への)協力金問題などの報道には消極的だった」とのこと。
記者よりもより一層公正さ、中立性が新しい委員会には求められる。原子力マネーを受け取った人は委員にすべきではなかろう。


日本は老朽原発大国

朝日新聞の3日前のニュースによると、
「経済産業省原子力安全・保安院は27日、定期検査で運転停止中の九州電力玄海原発1号機(佐賀県)の原子炉圧力容器が予想以上に老朽化しているとの専門家の指摘に「十分に健全だ」とする検証結果をまとめた。」
だいたい、活断層の問題でも、再調査をすれば電力会社側は安全と言う。でも問題起こして責任とれるの?
それはともかく、日本は老朽化原発大国である。

井野国満氏のコメントによると、「これは、圧力容器の「中性子照射脆化」というもの。原子炉内で核分裂が起きると、炉内に発生した中性子が飛んで、圧力容器の内壁にぶつかり、金属にダメージを与えることになる。年月がたつにつれて、これが圧力容器を脆(もろ)くしてしまう。それが中性子照射脆化と呼ばれる現象です。 
一般に原子炉というと、非常に頑丈で、何か特別な材料でできているように思われがちですが、実はまったくそんなことはありません。圧力容器は鉄にニッケルやモリブデンなどを多少加えた鋼(はがね)でつくられていて、配管にいたってはステンレス製で、これは家庭用の流し台の素材と同じです。原子炉というのはそういうごくありきたりの金属でできています。したがって、他の一般的な機械と同様、経年によってガタもくれば、老朽化もする。しかも、その老朽化において原発特有の原因があり、それが中性子照射というわけです。」

 要はパリンと割れるような現象が起こりうるのですが。 
簡単に言えば、中性子線によって金属の柔軟性・弾力性が失われて「硬く」 なり、壊れやすくなる、。金属の場合、劣化が進むと、「ある温度」(脆性遷移[ぜいせいせんい]温度と言います)より低くなると、まるで陶磁器が割れるように、小さな力であっさりと割れてしまうようになります。 この現象が、玄海原発1号機のような老朽化原子炉では進んでいるのです。

通常、鋼の脆性遷移温度はマイナス20度くらいです。しかし、中性子線を浴びることによってこの温度がだんだんと上昇していきます。この温度が高いほど、原子炉は危険になります。なぜなら、地震等で緊急炉心冷却装置が作動し、圧力容器を冷やさねばならなくなった場合、この「冷やす」という必要不可欠な操作自体が、危険を招くことになるからです。玄海原発1号機の場合、この温度が、なんと「98度」になっているのです。ガラスのコップに熱湯を注ぐと、割れてしまいます。これはコップの内側と外側の温度差によって生じる力に、ガラスが耐えられなくなるからです。原子炉の場合は、これと逆になります。 高温の原子炉の中に、緊急冷却のために水を入れる。 
すると、それによって圧力容器が破壊されてしまう。「脆性遷移温度」が高いということは、その際、より早い段階で容器が壊れる危険性が出てくる、割れやすい、ということになります。

ちなみに九州電力が公表している玄海原発1号機の脆性遷移温度は、'76年が35度、'80年が37度、'93年が56度でした。最新の'09年の調査で、それが一気に98度へと跳ね上がりました。 なぜこれほど急激に上昇したのか原因は不明です。ただ、圧力容器の鋼材に銅などの不純物が混ざっていると、老朽化が早く進み、この温度が高くなることがわかっています。以前は関西電力の美浜原発1号機の脆性遷移温度が最も高かった(81度)のですが、ここの圧力容器には銅成分が少なからず含まれています。玄海原発の場合、単純には説明のつかないところがありますが、どうも鋼材そのものが均一な材質ではない、圧力容器自体が一種の不良品だった可能性も捨て切れません。」 
美浜原発も怖いのですが。

精々40年で黙って廃炉。かつ玄海のように老朽化の進み具合が早かったら即廃炉です!! 


NHK報道に矛盾?でも、廃炉にすべき理由が明らかになったと思う。

1 番組によって、弁が開いたり開かなかったり。何で?

7月21日土曜日のNHKスペシャルでは、福島第1原発2号炉のSR弁という弁が開かなかったという欠陥が指摘されていました。このSR弁は、圧力容器(燃料棒の入ってるところ)から、蒸気を下部(サブレッションチェンバー、巨大なドーナツ状のもの、水が貯めてあって、蒸気を冷やし、圧力を下げる、以下SC)に逃す為の弁です。しかしこのSR弁が、上の容器側の空気圧が強すぎて、開けられなかった(想定外?)。そのため、格納容器の気圧が上昇し、かつベントをする配管も(おそらく地震で)壊れていたようで、ベントも出来ず、3月15日朝6時にSCが損傷して、爆発音がして、大量の放射能が漏れた、と説明していた。 
ところが、24日の同じNHKのニュースでは、同じSR弁が、3月14日から15日にかけて、3回開いて(午後8時から午前2時頃)、その度に南側に放射能が大量に漏れている事実が確認されたそうです。同じNHKで同じ頃にSR弁が開いたり開かなかったり違った報道がなされている。なんででしょう。

2 放射能漏れの事実

 大量の放射性物質が事故で2号機から放出されたのは15日の午前7~同11時と、午後1~3時の2回。特に午後の2回目の放出では放射性雲が、西から次第に北西方向へ流れた。県内各地で線量が上昇。夕方には飯舘村(原発から北西約39キロ)、福島市(同約63キロ)でも上がったのは有名な話ですが。 
 SR弁が一部開くようになっても、爆発は避けられなかったということも出来ましょうか、それでもかみ合わない報道ですよね。

3 いずれにしてもmark1の以下の欠陥は明白

、SR弁は、圧力容器内の圧力が高まれば機能しない。 
 開いても、放射能が漏れ出すことがある。
後のニュースでは、SCの水がもう沸騰していて冷却機能を喪失していた。そのため、圧力容器の圧力が下がらなかった。そのため圧力容器が膨張するなどして、接合部分に隙間が出来て、そこから放射能が漏れた。ということでした。
 双方の報道の元となった学者グループは同じ人たちのようなので、そのうちちゃんと説明してもらえると思いますが。

4 私なりの解説

でも、私が勝手に考えると、まず「冷却が出来ず圧力容器の圧力が高くなった」→「SR弁が開かない」(以上NHKスペ)「放射能が漏れて、圧力が下がった??(想像)」その後、「SR弁が開いたが、SCが機能しなかったので放射能が漏れた」(以上ニュース )、そして、「15日朝にSCが壊れた」(事実)。以上により早朝には南(関東)へ大量に漏れ、午後には北西(飯舘、福島)の方向に漏れた、ということになりますね。
もっとも、これなら相当長期間にわたって大量に漏れ続けたことになりますね。1号炉、3号炉は、それぞれ、一瞬の建屋の爆発で、しかも海側に放射能が流れてくれた。格納容器自体からの漏れは少なかった。
しかし、2号炉は、それこそ圧力容器、格納容器そのものから放射能がジャじゃ漏れとって、容器の爆発に比すべき汚染被害が、直接地上に生じたということになるのでしょうか?

5 事故・欠陥は建設当時から指摘されていたとおりになった。 

ところで、もともとこのmark1というのは、GEの技術者のブライデンボウ氏ら3名により1980年頃から以下の通り欠陥が指摘されてます。以下発言は「格納容器の容量が小さすぎて、電源を喪失して炉心を冷却できなくなった場合、あっという間に容器の圧力がパンパンになり、爆発を起こす危険性があることが分かった。すぐにマークⅠの創業を停止して廃炉にすべきだと会社(GE)に嘆願したが、「そんなことをしたら、わが社の原子炉部門だけでなく、会社の存続に関わる」と聞き入れられなかったそうです。 
そうそう、1992年にあの安全神話の神様ラスムッセンが日本に来て保安院?で講演したときの記録があり、そこではたしか「彼らは専門家ではない」「変な宗教団体に入ってる」とかおっしゃったそうです。勿論彼らの意見は無視され、「原発事故は隕石落下の確率」との安全神話のみが信仰されることになりますが・・
 私自身も原発の専門家でも無く、宗教家でもありません(むしろ、カルト対策専門家です??)。しかし、誰が言っていたことが正しいのかは、わかります。というより、事実が示したとおりです。
廃炉するしかないですよね。


高浜原発再稼働?ありえない!

関電の社長が、高浜原発の再稼働をしたいと言ったところ、枝野経産大臣が、不謹慎と言ったので、陳謝したそうです。
もっとも、経済界は今後の原発の利用の有無、程度の論点そのものについては、電気代が上がって企業が困り、ますます商品等の製造の海外移転が進むなどと言ってるそうです。今後も原発は大いに利用したいというのが経済界の意向だそうです。
やれやれ、原発事故の原因究明、乃至は今後の対策もきちんと出来てはいないのですが。
電気料金の問題だって、原発が動かしてはいけないようになったのは、電力会社側の責任。発電のコストの上昇や、今までの原発建設、廃炉のコスト(10万年分!)を電力料金に転嫁させないようにすれば良いでしょう。何故そういう方向で考えないのでしょうか?


続・中電社員の発言、被害実態が無視されている!!

放射能の被害の問題は別に論じるが、今回の原発事故で10万人以上が避難し、多くは元に戻れない状況にある。居住環境が変わったことによるストレスで、健康状態が悪化した人が沢山いることは報道もされている。自殺者も沢山いる。今日の報道でもあったが、政府事故調査報告書にもあったようだが、双葉厚生病院などで、移動が原因と言える死亡者は沢山いる。そんな事実が全く無視されている。
放射能汚染が心配ないというのであれば、中電の社宅は全て浜岡の敷地内に作ったらどうか。いや、福島第1の敷地内に応援用の社宅でも作って常駐したらどうか。

 最近、福島の現場作業員が、線量計に鉛のカバーをしていることが報道されているが、そんなこともしないでもいいのでは無いか? 
この中部電力社員の発言は、今回の事故の結果も、放射能の問題も全く考慮しない暴論ですね。


原発問題の公聴会での中電社員の発言

7月16日の名古屋の公聴会での発言である。「放射能の直接的影響で亡くなった方は一人もいない。今後5年10年経ってもこの状況は変わらないと考える。」そして政府は原発のリスクを過大評価している。だそうな。明らかに事実に反する。
この発言は電力会社側の本音だろう、あきれてものも言えない。電力会社の社宅は全て原発の敷地内に作ったらどうか?今の福島第1も含めて、とだけ言っておく。


上越火力発電所稼働は大ニュース!!

原発差し止めの原告でも知らない人も多いので・・
今年、来年で完成し、二機で200万kw以上になる。
今動いている大飯と同じくらいの発電量だ。
この電力を融通してもらえば、原発動かす必要は無い。
7月1日から稼働。ひっそり報道??もっと注目すれば良いのに

朝日新聞へのリンク


志賀原発直下に活断層

読売新聞に書いてありました。大飯はどうなの、と言いたいとところだが、13日に写真が本店の倉庫から見つかったそうです!?無くしたのでは・・?はとにかく、早く検討してほしい、というか、現場で調査すれば判ることですが。
早くやって欲しいものです。


おーい野田!大飯はnoだ(のだ?)

敷地に活断層があるかどうかは、資料が無くても、現地で調査すれば判ることです。専門家が行くと言ってるのに、なんで受け入れない無いのでしょう。東京で資料を吟味するより遙かに簡単なのに。政治資金もらってるから再稼働するにしても??検査はしてくれよ!!


続・データ隠し、ふざけるな!

7月3日には経産省(保安院)で、大飯の断層のデータを検証しようとしていたのに、関電は資料を無くしたという説明をしたそうだ。なめてかかっているとしか評価できない。安全なんてどうでもいいのか。この事実だけでも、すぐに原発を止めろと言える論拠になる。しかし情けないですね。こんな連中に安全をゆだねるなんて。


大飯には活断層が多い(おーい)のでは?何でデータ隠す?

脱線しますが??おーい大飯のギャグは寒いのでやめてくれ、というクレームがありましたが、寒ければ節電にもなるのでは?
ところで、7月4日の新聞によると、保安院はもんじゅと美浜で断層再調査を指示したが、大飯については意見聴取会「要請した資料を関電が出さなかった」とのことで、先送り?
なんで?出したく無いからでしょう!!、このようなことでは困りますね。
安全対策無き再稼働、福島の事故が何の教訓にもなってないことの象徴的事実にもなるでしょう。背筋が本当に寒くなりますね。


続、活断層調査させろ

専門家によれば、大飯だけでなく高浜も怪しいようだ。それに過去の調査データの中にも、評価が甘い為に無視したものがあるようだ。
柏崎原発で、地震の前に、周囲で問題になるのは、トータル7kmだったのが地震後50kmになった。これも、評価が甘かったのみだった。島根の原発では国土地理院の地図に載ってる断層すら無視してる。何度同じことを繰り返すのだろうか?


おーい大飯原発、断層を調査させろ!!

社民党の福島党首が大飯原発に押しかけたようです。
関電側は敷地内断層は古いと言ってますが、調査させることぐらい何の問題もない。すぐにさせるべき!!
もし断層や破砕帯がくずれたらどうなるの?


福島原発事故は想定外の津波のせい?

東電の事故報告書が出た。相変わらず、津波のせいにしている。しかし、「一撃」で、非常用電源13機のうち12機は使用不能。 津波が想定外であっても、このような事態は原発の安全の基本である「多重防御」になっていない。
 通常電源設備は、地震によって40カ所以上の損傷が生じた。そして、電源回復には1週間以上を要した。
 この重大な過失には目をつむっているようだ。


おいおい勝手に法律変えるな!!

現行法と比較して欲しいが、2項を加えて、安全保障云々で、軍事利用が可能になる。なんですかこれ!!
第2条  原子力利用は、平和の目的に限り、安全の確保を旨として、民主的な運営の下に、自主的にこれを行うものとし、その成果を公開し、進んで国際協力に資するものとする。
 2 前項の安全の確保については、確立された国際的な基準を踏まえ、国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として、行うものとする。


大飯原発は「再稼働」ではなく「一時稼働」に止めよ。

野田首相は、以下の様に言っているそうな。「国民生活を守る」「次代を担う子どもたちのためにも、福島のような事故は決して起こさない。福島を襲った地震や津波が起こっても、事故を防止できる対策や体制は整っており、これまでの知見を最大限生かして、もし万が一、すべての電源が失われるような事態になっても炉心損傷に至らないことが確認されている」。
しかし、安全対策は防波堤のかさ上げ一つ取っても出来ていない。「国民生活を守る」「次代を担う子どもたちのためにも、福島のような事故は決して起こさない。」なら動かさないのが正しい選択。橋本大阪市長らが言ってるように、夏場の一時しのぎの目的以外に再稼働を正当化する根拠は無く、秋になったら止めるしかない。


原発やめたほうがコストも安い

電力会社の利益の大半は家庭での利用料金からで、東電では9割だそうな。
だから原発が動かないと中小企業が困る、と言われても、少しは負担したら、と言いたくもなる。
また、一般家庭にしても、さらに原発を利用しない場合のコストを上積みしても、今まで1万円だったのが1万5000円になる程度とのこと(週刊朝日6/15号p48.48)。だったら、放射能汚染の恐怖に怯えながら再稼働させるより、家庭の負担を増やしても止めた方が良いのではないか、と言える。
 原発再稼働ごり押しの最大の意図はコストが安いと言うにつきる。しかし、まともな規制庁が出来れば、安全にお金を使うことで、原発のコストだって増える。そのコストをかける前にやめた方が利口だと思う。


あぜん、再稼働

本日の朝日新聞の「耕論」のタイトルである。暑い時期だけ動かせば足りることになっては困るから、関電は、「夏場に電気が足りないから」とは言わず、「安全だから」と言ってるそうな。未だに全部の原発の再稼働を考えているらしい。しかし、何度も指摘しているとおり、再開の為の必要条件は整ってはいない。例えば、防波堤のかさ上げも出来てはいないし、免震棟も無いし、オフサイトセンターだって、予定施設は福島の10分の1位の面積しかない。また、原発近隣の避難計画も策定されていないし、原発銀座で福島同様の同時多発事故でもあれば逃げ場を失う。
 関西の自治体が再稼働容認に動いた動機は、財界からの突き上げ、特に中小企業等は節電に多額の費用をかけられないことにあるということだ。
 ただ、目先の経済的利益より、安全を優先してほしいところだが。せめて、暑い時期だけにしてすぐ止めよう!!来年は、地元企業が無理をしなくても原発を動かさなくても良い様な、プランをたてて頂きたい。「節電は計画的に!!」


東電電気料金値上げは誰のため?

東電が冬のボーナス予算147億円を計上しているそうです。
夏は無いようですが、事故の賠償優先、東電の責任負担の観点からすれば、考えられないことです。公的資金も1兆円以上投入してるのに!!
これ以上東電に悪あがきをさせず、社会的責任を取らせる為にも、一刻も早くJAL並の法的整理をすべきです。


おーい大飯動かすな

基本的な話に戻るが,再稼働は,ストレステストだけしか終わって無いのに,野田首相他の閣僚等の政治判断だけで決められている。
しかし,あの??斑目委員長ですら,「原発の安全性を評価するには不十分」と述べた。
ストレステストはそもそも設計の改善点を見つける為のものであって、再稼働とは関係が無い。斑目院長も言ってたし,IAEAももっと厳しい二次テストが必要だと言ってる。
福島の検証がなされていない云々以前に、もっと当たり前にやるべきことが出来てない。
詳しくは,以下参照。やれやれどうなる事やら。


停電テロでは無いけれど

週刊朝日の6月1日号に、室井佑月さんが「原発全停止の不安」と題して、原発推進派がこのまま引き下がるとは思えない。このまま、全原発を停止させておいて、節電を煽る。
そして、今年の真夏に節電している老人や子供がばたばた倒れたら反原発の世論はひっくり返るのではないかと心配している。これ自体、私は心配しすぎではないかと思うが、それはともかく、古賀さんとは視点が異なるとはいえ、電力会社を全く信用していない。
そもそも、このお二人は昨年の東電の無計画停電をご存じなのだろうか?
いずれにしても、困った世の中になったものだ。少し前のNHKの番組で「OS(オペレーションシステム)が壊れた国家で云々」(やや不正確)という番組があったと思ったが、何を信用して良いか、みんな困ってますよね。


大阪市参与古賀発言 計画停電テロ?

少々過激な発言だが、1年前の東電の(無)計画停電は明らかに不要なものだった。8月9日の文書参照。計画停電していたときに、東北電力へ送電していたとか(未確認ですが)。
その前歴からすれば、「関電が原発再開のための「テロまがい」の迷惑行為をする可能性も否定できないでしょう。とにかく「大飯原発再開したい」の関電は何するかわからんという意味での少々過激な警告として受け取っても良いのではないかと思います。


福島原発事故は終わっていない

今発売中のサピオで、小林よしのりが福島の4号炉のことを問題にしている。
要するに、使用済み燃料プールが壊れる可能性があり、帰還なんて語っていられないということだ。以前も触れたが、この問題は海外の文献では指摘されるのに、日本で正面から取り上げてるのは社会新報だけだ。本当におかしなことですね。


節電は計画的に

今日の新聞報道によると、大飯原発の2基(約200万KW)を動かすと、夏のピークには足りる、といういうことだった。少し前は、この2基を動かしても、まだ足りないなどと言っていたのだが。関西電力は、なんとしてでも原発を動かしたたいということだろう。
でも、何よりもまず節電。というか、夏休みをずらすとかの政策をして欲しいところなのですが。何でそのような方向にならないのでしょう。滋賀県知事も、京都府知事も具体的提案を考えて欲しいと思うのですが


5月5日全原発がとまった!

何はともあれ歓迎します。関西電力は、大飯3号機、4号機を動かしたいそうで、それでも一昨年のような猛暑では200万kw足りないと言ってます。
まず、サマータイムでも導入すればいいのでは?橋本市長いかがですか?


続・敦賀原発の地下に断層発見??

敦賀原発の地下に断層が発見され、原発が廃炉になる可能性があるとの報道がなされた。
この断層が、原発の敷地内を通っている浦底断層が動いた場合に連動する場合があるというのだ。これは大変なことだ、と言うべきだ。
でも、そもそも、浦底断層が敷地内に通っていること直下と評価されべきでは無いのか?
原子炉から250mしか離れていない。もともと、敦賀原発が出来た時には(昭和45年頃)には、活断層はないものとされた。ところが、4年前に浦底断層の存在が指摘されたが、日本原電側は、安全との評価だった。
今回は保安院等の指示による専門家を加えた再調査で見つかったものである。
過去に、断層の問題が指摘されて、電力会社側の調査で「安全ではない」という結果が出たことは無い。これが一番問題にすべきことでしょう。
敦賀湾=原発・断層銀座は、徹底的な第三者による調査が無い限り、再稼働すべきでは無い。というより、断層銀座に原発はいらない。いやいや、地震津波大国日本に原発はいらない。
以下のブログ参照
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/600/118459.html


汚染水の行方

最近の新聞報道によると、福島第1原発(4基とも?合計??)原子炉建屋の割れ目から、地下水が毎日200tから400tも流入しているそうで、流入を減らすために、井戸を掘ってくみ上げるとか。
以上とは関係無く原子炉には冷却の為に毎時数トン注水もしている。しかし水位は低い(2号炉)。どこに漏れたのやら??
これらの漏れた水はいったいどこに消えたのか。建屋内部に入った水は、プルトニウムとかの特に危険な放射性物質に汚染されている可能性も高い。
いったいいつまで汚染水の垂れ流し続くのだろうか。
この処理の目処が立たなければ、事故の収束など語れない。
冷温不停止、汚染水大量べた漏れ!!国民迷惑!!


原発の設備はお粗末。指摘されても改善放置

最近、関西では福島第一原発のことはあまり報道されなくなったのしょうか?
福島第一原発の全電源喪失の一つが外部電源の喪失で、送電線の鉄塔が倒れたことがよく写真とともに出ています。しかし、これ以外にも、以下の設備の問題だけでなく、ほかにも、変電施設の倒壊等、外部電源の設備は、その一つだけでも外部電源喪失となるような設備がいくつも壊れているのです。原発は事故を防ぐために多重防御がされていると言われてますが、反対に多重損壊ともいうべき事態になりました。「安全神話を信仰していた」という以前の単なる怠慢でしかないと思います。
「低耐震設備 30年放置 福島第1原発 東電含む専門委指摘していた」
http://www.kepco.co.jp/pressre/2012/__icsFiles/afieldfile/2012/02/29/0229_1j_01.pdf


敦賀原発直下に断層

新聞によると、2号炉直下に断層があるそうな。
ま、1号炉は、ベントも無いマーク1だし、まずここから廃止すべし。
この事態の背景として、断層の見直しが行われていることがあります。これは福島の余震で、去年の4月11日に、それまで無視していた福島原発近くの湯ノ岳断層というのが動いたということがあったりしたしたことによるものだろう。東日本大震災でこの断層も刺激され動くようになったということなのだが。刺激されれば動く危険があるなら、どんな古い断層だって危険だ。素人でもわかる。もっと言えば、東日本大震災で、プレート全体のバランスがおかしくなってる。大地震は日本中に起こりうる。断層が見つから無くても、鳥取西部地震みたいに、マグニチュード7.3もの地震も来た。次の記事では、「日本中に地震の危険、原発全廃」として欲しいものだ。


続おーい大飯やめてくれ

今日の朝日新聞にも載っているが、資源エネルギー庁のデータによれば、原発が稼働しなくても、北陸、中部、中国の各電力会社は、2010年のような猛暑でも、電力供給力に余剰がある。原発再稼働させようとする政府はこのような事実を踏まえているのだろうか。
以下のページをご覧下さい。



安全審査体制の確立、原子力規制庁の発足や、福島事故の教訓を(せめてわかっているだけでも!!)検証することなしに、「拙速」に再稼働をする必要は無い。 
今の政府のやりかたは、朝日新聞の投稿にあったが、「素人が、よってたかってふぐ料理」ですね。危険すぎます。


全原発停止は「集団自殺」??

政府は無理にでも再開させようとしている。私が政治献金したことがある(!)仙谷さんは原発全部止めれば「集団自殺」というようなことを言ったそうだが、逆に原発が爆発すれば、「大規模被害」を及ぼす。そして現に福島でも、事故後将来を悲観して自殺した人が沢山いるではないか。こんな不幸な事態こそ問題だ!!
もう二度と仙谷大臣には「献金しない!!


おーい大飯再稼働やめてクレイ!!

敦賀の原発群の直下、周辺に断層。大きな地震が起こったらどうなるのか想定不能!!
3月24日にも一度書いてますが。敦賀の原発群は陸の孤島。しかも、道路建設等も含め、土木工事を沢山やってる。福島の送電線倒壊というような事態もありうる。
万一再開するにしても、原発の事故は一旦起こってしまえば、被害は重大。
従って、福島事故で明らかになった問題点すべて克服すべき。
但し、そもそも対策不能ですよね。

1 福島事故の結果地震による損傷の有無内容が明らかではないので、教訓化が出来ない。 
2 最悪ののシナリオを関西に当てはめれば、大阪神戸まで避難の対策が必要。実際に不可能(科学12-2牧野論文)。
3 人為的ミスが大きな原因になりうるとすれば、事故は常に起こりうるものとなる。全てのミスの想定、予防は不可能。

だから再開不能です!!


72.9svで事故の収束を語れるのか?

3月末に2号炉で最高72.9シーベルトの放射線量を観測したそうだ。
こんな高濃度では、人が近づけないのは勿論、ロボット等機械にだって影響が出る。
人間は20シーベルト以上を浴びると数日以内に死亡する。高放射線下では電子機器の集積回路も数十分で壊れるそうだ。
こんな状態が「原子炉は冷温停止状態に達し、事故そのものが収束に至った」といえるのだろうか?
また2号炉の水位が、60cmであることも明らかになった。水位は3m程度はあると見積もっていたそうだが。圧力容器に毎時9トンもの水を入れているそうだが、どこに消えたのでしょう?圧力容器、格納容器、圧力抑制プールも壊れているようだ。
そうそう、以前から建屋には、大量の地下s水が流れ込んでいるそうだ。いったいこれらもどこに消えたのか?
 以下、新潟日報の3月28日の社説から引用するが、
★東電は「(水位60センチでも)溶け落ちた燃料は水の中にある」「燃料の冷却はできている」と強調している。だが、圧力容器の底が抜けた状態での「冷温停止」は意味をなすのか。
 フランス放射線防護原子力安全研究所のジャック・ルピュサール所長は、日本政府の言い方を「事故で谷底に落ちた車を指して『エンジンは止まった』と言っているのと同じ」と酷評している(2月7日付本紙)。
 放射性物質を外に出さないよう建屋カバーが施されたのは1号機だけだ。耐震補強も遅れている。たまる汚染水の処理問題もある。
 今一度大きな地震や津波、台風に襲われたら-不安の種はつきない。国や東電は「進行している事故」にしっかりと向き合うべきだ。」引用終わり
汚染水の大量流出すら押さえられていないのに、除染だの、帰還だのを論じるのは早急というべきだ。特に近隣ないし汚染度のひどい地域では。まだどうなるかわからないのだから。保管している汚染水だって、どんどん増大する。汚染された瓦礫や土も増える。どう処理するのか。そのうち現場労働者だって、不足する。前にも述べたが、計測機器だって、正確なのか、いつまで持つのか?
 収束の見通しなんて立っていないと基本的に考えるべきだ。


電力不足の問題より、原発再開こそ「最悪の事態」への対策を!

3月24日の朝日新聞によると、関西では結果的に今年の冬の電力供給力には余裕があったとのこと。関電によると、昨年の夏より厳しいとの予測だったそうだが。実際に今年の冬は、とても寒かった。平年より1.2度も低かったそうだ。関電は日本の電力会社の中で一番原発依存度が高い。そして、原発はすべて停止した。でも、この冬電力不足は起こらなかった。電気予報は大外れ、いったい何のためのキャンペーンだったのか?広告料の無駄使いである。、
3.11の原発事故直後の(無)計画停電もそうだが、節電、供給力不足キャンペーンは、原発再稼働の口実作りのための恫喝的キャンペーンに過ぎない(去年の8月9日のブログ参照)。新聞記事によれば、「八木誠社長は23日の会見で(供給力の不足の問題については、加納注)、最悪の事態を考慮することの重要性強調した」そうだ。だが、最悪の事態を問題にするなら、まず原発の安全性について問題にすべきだろう。原発の最悪の事態への対策もなしに、電力供給力不足の「最悪の事態」にそなえて原発再開するなんておかしい。
「電力供給力不足」なんて「想定外」にして頂いても良いのでは??


原発再開やめてくれ!

仮に万が一原発再開するにしても、福島第一原発事故の検証のうえ、指針を出して、それに沿って補強してからだ。ストレステストだけでは「安全」は確保されず、「再開」できる根拠にはならない。従って、今再稼働しようとすることは明らかに間違っている。
しかも、大飯原発は、福島原発と異なり陸の孤島。災害で崖崩れが起こり、道路が使えなくなったら、人材、資材の補給は困難です。船で行き来をするのですかね?
原発は、山、大地を大がかりに切り刻んで作ってます。福島第一原発のように削った斜面上の送電線の鉄塔が倒れるような事態も起こるでしょう。大飯では切り立った崖の下に非常用電源があるようですが、極めて危険。原発の様々な設備が土砂崩れ、「深層崩壊」よって破壊される可能性もあります。


温度が測れなくても「冷温停止状態」ですか?

原子炉の温度が測れなくなってもそういえるのですか?
 2月初めに、2号機の原子炉の温度が80度以上に上昇したとの騒ぎがあった。結局は、温度計の故障ということで終わったとのことだ。今後も同じことが起こりうる。そもそも、地震や津波で温度計等の計器は多数損傷している。しかも、放射能の濃度が高い状態で、計器の補修、交換は困難。カイロを貼るみたいに?「きりばい貼る」なんてことも容易にはできまい。
「冷温停止状態」なんて言ってみたものの、温度計等の計器が壊れて、爆発等の予知すらできない「計測不能状態宣言」なんてことにならないように祈りたいものだ。


原発事故は「停止」になる見通しは立ってない。

冷温停止状態というのは精々水の温度の話だけ。原発事故の収束の見通しは立っていない。水素爆発の危険性もありうる。放射性物質が中に大量にあり、かつ圧力容器、格納容器も破損してる。
1 東電は、やっと、原子炉の内部の状況を公表した。
東電は、11月30日になって、突然原子炉内の状況を「具体的に」発表した。1号炉メルトスルー。殆どの燃料棒が溶けて、かつ圧力容器の下を突き破って格納容器の下部に落ち込んだ。格納容器は相当侵食されているようだが、突き破られてはいない様子。
2号炉や3号炉も、それほどでもないようにも見えるが、実際にはかなり容器は破損している。底部が突き抜けて、放射性物質が地下にたれ流しなる可能性も残っている。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_111130_07-j.pdf

 今も放射能は出続けているし、高濃度廃液の爆発の危険すらある(1957年のウラルの核惨事)のは、上記の通りだ。例えば1号炉で格納容器に拡散した燃料棒の冷却水が高濃度に汚染されていないだろうか。地震直後の4号炉の使用済み燃料棒爆発もこれが原因とも言われている。1号炉から3号炉まで、圧力容器、格納容器の中は、放射性物質の冷却、換気(通気)を行わないと常にこのような危険性があることは明らかだ。 
格納容器、建屋に放射性物質は大量にたまっているのであり、内部立入など不可能かも知れない。NHKアーカイブの原発特集を見たが、スリーマイル原発では、事故後の約3年か後には格納容器に人間が入っている。ここではメルトスルーは起きていない。放射能も基本的に外部へ漏れただけ、格納容器の汚染は少なかったようだ。特に、福島の1号炉は格納容器の中にすら進入不可能ではないだろうか。

 サピオの12月7日号に、小林ひでのりが以上と同様のことを書いていた。「政府は福島原発事故はまだ全然終わっちゃいない」「政府は年内に冷温停止などと言っているが、底の抜けた圧力ようきを「冷温停止」なんかできるわけがないのに」「除染」というのも基本的にはできる訳がない」。付け加えると、福島では、1号炉は完全にメルトスルーだし、大量の放射性物質、高濃度汚染水が格納容器に溢れてる。従って「格納容器にも入れないかも」「圧力容器の補修はほぼ不可能」では?

「原発(事故)停止不能宣言」のほうが正しい「宣言」かも??


冷温停止状態は冗談?

昨年12月16日、野田首相は、福島第一原発が「冷温停止状態」して「事故収束」を宣言した。しかし、国際的にも冷笑を買った。なぜなら原発関連の用語としては、「冷温停止」はあるが、「冷温停止状態」なる用語は無い。前者の「冷温停止」とは、原発を停止させ、燃料棒にカバーをし、そして冷却させ、冷却が終わり、燃料棒を取り出せる、少なくとも取り出せる見込みがはっきりした状態を言う。
しかし、冷却についてのみをとっても、間に合わせの装置で続けている状態で、何時終わるかの目処など立っていない。

 原発の内部では、燃料棒がメルトダウンし、圧力容器をつき抜け、格納容器だって抜けているかどうは判らない状態。この宣言の後にも汚染水が大量に漏れる事態が起こっている。空中にも日々放射性物資が放出。されている。土壌汚染は続いているのですよ。どじょう総理大臣どの。 
冷温停止状態って、民主党のことではないかいな??
そして、宣言の翌日からたびたび汚染水漏れが起こっている。年が明けてからは、配管の凍結も原因に加わって、件数も増えた。例えば、1月30日付け「福島民友」「凍結か、14カ所水漏れ」。2月6日には、2号機で圧力容器の温度が上昇し、冷却水を増やしてもなかなか収まらない。要するに現場は到底管理不能状況なのだ。「冷温停止状態」ではなくて「冷温停止冗談」宣言でしたね。